特定技能外国人受入れ完全ガイド|採用の流れ・費用・必要書類・企業が知っておくべきポイント【2026年最新版】
更新日:2026年7月
対象:外国人材の採用を検討している企業・人事担当者・経営者
特定技能外国人受入れ完全ガイド
日本では少子高齢化や労働人口の減少により、多くの業種で人材不足が深刻化しています。こうした課題に対応するために創設されたのが特定技能制度です。
特定技能制度は、一定の知識や技能、日本語能力を有する外国人材を受け入れることで、人手不足の解消を目的とした在留資格制度です。
本記事では、企業が特定技能外国人を受け入れる際に必要な知識を、初めての方にも分かりやすく解説します。
この記事で分かること
- 特定技能制度の概要
- 特定技能外国人を採用するメリット
- 採用から就業開始までの流れ
- 必要書類
- 費用の目安
- 受入企業の義務
- 登録支援機関・監理団体との違い
- よくある質問
特定技能制度とは
特定技能制度とは、日本国内で人材不足が特に深刻な産業分野において、一定の専門性や技能を持つ外国人材を受け入れる制度です。
2019年4月に創設され、現在では製造業、建設業、介護、農業、外食業など多くの業種で活用されています。
特定技能には、「特定技能1号」と「特定技能2号」の2種類があります。
特定技能外国人を採用するメリット
1. 即戦力となる人材を採用できる
特定技能外国人は、技能試験や日本語試験に合格している、または一定の条件を満たした技能実習修了者です。
そのため、基礎的な知識や技能を備えた人材として早期の活躍が期待できます。
2. 慢性的な人手不足を解消できる
製造業や建設業、介護業など、人材確保が難しい分野で安定した採用が可能になります。
3. 長期雇用につながる
特定技能2号へ移行した場合、更新を重ねながら長期間働くことができるため、企業の人材育成にもつながります。
4. 職場が活性化する
外国人材の採用は、多様な価値観や文化を取り入れるきっかけとなり、社内のコミュニケーションや組織の活性化にもつながります。
特定技能外国人を受け入れる条件
受入企業は、次のような条件を満たす必要があります。
- 適正な雇用契約を締結すること
- 日本人と同等以上の報酬を支払うこと
- 労働関係法令を遵守していること
- 社会保険・労働保険へ加入すること
- 外国人が安心して働ける環境を整えること
- 特定技能1号の場合は支援計画を実施すること
特定技能外国人受入れの流れ
STEP1 お問い合わせ・ヒアリング
企業様の業種、採用人数、仕事内容、採用時期などを確認します。
STEP2 求人内容の整理
業務内容、給与、勤務時間、福利厚生などを決定します。
STEP3 候補者の募集・紹介
国内在住者・海外在住者の中から条件に合う外国人材をご紹介します。
STEP4 面接
オンラインまたは現地で面接を行います。
STEP5 内定・雇用契約
採用決定後、雇用契約を締結します。
STEP6 在留資格申請
必要書類を準備し、在留資格認定証明書交付申請や在留資格変更許可申請などを行います。
STEP7 入国・配属
住居の確保やライフライン契約、住民登録などの生活支援を行い、勤務を開始します。
STEP8 定期支援
生活相談、日本語学習支援、定期面談などを継続して実施します。
必要書類
企業側が準備する主な書類
- 雇用契約書
- 雇用条件書
- 支援計画書(1号)
- 登記事項証明書
- 決算書
- 会社概要
- 労働保険関係書類
- 社会保険関係書類
- 納税証明書
- その他、制度上必要となる書類
外国人本人が準備する主な書類
- パスポート
- 在留カード(国内在住の場合)
- 履歴書
- 技能試験・日本語試験合格証明書(必要な場合)
- 写真
- その他必要書類
採用にかかる費用
企業によって費用は異なりますが、主に次のような費用が発生します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人材紹介費 | 候補者紹介にかかる費用 |
| 在留資格申請費 | 行政書士等へ依頼する場合の費用 |
| 登録支援費 | 生活支援などにかかる費用 |
| 渡航費 | 海外から来日する場合 |
| 健康診断 | 必要に応じて実施 |
| 住居準備費 | 社宅・アパート契約など |
| 備品購入 | 家具・家電など |
※費用は採用方法や国籍、受入人数などによって異なります。
企業に求められる支援内容
特定技能1号では、外国人材が安心して生活・就労できるよう支援が必要です。
主な支援内容
- 入国前ガイダンス
- 空港送迎
- 住居確保支援
- 銀行口座開設
- 携帯電話契約支援
- 市役所手続き
- 日本語学習支援
- 生活相談
- 定期面談
- 行政機関への通報支援
これらは自社で実施することもできますが、多くの企業では登録支援機関へ委託しています。
登録支援機関とは?
登録支援機関とは、企業に代わって特定技能1号外国人への支援業務を行う機関です。
支援業務を委託することで、企業の負担を軽減し、法令に沿った支援を実施できます。
監理団体との違い
| 項目 | 特定技能 | 技能実習 |
|---|---|---|
| 制度目的 | 人材確保 | 技能移転・人材育成 |
| 支援機関 | 登録支援機関 | 監理団体 |
| 雇用 | 企業との直接雇用 | 実習実施者との雇用 |
| 転職 | 一定条件で可能 | 原則不可(制度上の制限あり) |
大和国際事業協同組合のサポート
当組合では、企業様が安心して外国人材を受け入れられるよう、採用から定着までトータルサポートしています。
サポート内容
- 人材募集・紹介
- 面接調整
- 在留資格申請サポート
- 入国支援
- 空港送迎
- 住居確保支援
- 各種行政手続き
- 定期訪問
- 日本語学習支援
- 生活相談
- 緊急時対応
- 定着支援
よくある質問(FAQ)
Q1. 初めてでも受け入れできますか?
はい。制度の説明から採用、申請手続き、受入れ後の支援までサポートいたします。
Q2. 採用までどのくらいかかりますか?
国内在住者の場合は比較的短期間で採用できることがあります。海外から受け入れる場合は、在留資格手続きや渡航準備などを含め、数か月程度かかることがあります。
Q3. 特定技能外国人は転職できますか?
一定の条件を満たした場合は、同じ特定産業分野内で転職できる場合があります。
Q4. 日本語が話せる人を採用できますか?
はい。業務内容や企業様のご希望に応じて、日本語能力を考慮した人材をご紹介します。
Q5. 受入人数に制限はありますか?
業種や制度上の要件によって異なります。詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ
特定技能外国人の採用をご検討中の企業様は、大和国際事業協同組合までお気軽にご相談ください。
このようなご相談を承っています。
- 外国人材を採用したい
- 人手不足を解消したい
- 特定技能制度について詳しく知りたい
- 技能実習から特定技能への移行を進めたい
- 登録支援業務を依頼したい
- 採用費用やスケジュールを知りたい
経験豊富なスタッフが、企業様の状況に合わせた最適な受入れプランをご提案いたします。
まとめ
特定技能制度は、人手不足に悩む企業にとって有効な人材確保の手段です。一方で、制度を適切に運用するためには、法令遵守や生活支援など、受入企業として果たすべき役割があります。
大和国際事業協同組合では、制度のご説明から採用、在留資格手続き、受入れ後のフォローまで一貫してサポートしています。
外国人材の受入れをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
